ヴィバッサナー瞑想合宿に参加した話。

      2014/06/18

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ヴィバッサナー合宿に参加した体験記。

木々に囲まれたエリアで、
無言ひたすらに瞑想にふける。
そんなヴィバッサナー合宿に参加してきました。

瞑想と聞いていたので、
気持ちよく休憩するつもりでしたが、
実際は「修行」でした。

身体の感覚を研ぎすませ続けて、
細部の細部まで事細かに感じていく。

ナビゲートに従って、
身体との対話をし続ける。

そのプロセスにおいて、
心を浄化していくのが、
このヴィパッサナー瞑想。

これが、僕としての理解です。
詳しくは、ホームページに詳しく書いてあります。
お読み下さい。


http://www.jp.dhamma.org/index.php?L=12

僕の10日間をざっくり紹介しましょう。

0日目(前日入り)
初回参加という事で、経験者の友人に連れられて、
千葉の瞑想センターへ移動する。
コースのガイダンスと聖なる沈黙が開始され、
「あぁ、始まったー」という気持ちになる。
友人といきなり話せなくなり少し寂しい気持ちになるが、
明日からの瞑想に少しワクワクし始めた。

1日目
夜9時消灯と、朝4時起床は、
集団生活の為か、思ったほど大変じゃない。
コースが始まると、やはり足が痛い。
初日にして10日間という時間にすっかり自信を失う。

2日目
口も聞かない、目も合わせない、身振りも接触も禁止の生活。
聖なる沈黙と呼ばれるこのルールが、
集団生活をもろともしない一人時間を解放する。
すると、普段は聞こえない心のつぶやきに気付き始める。
音声による指導が「思考を追いかけない様に。」と注意してくる。

3日目
合宿における生活リズムをつかみ出し、
集団に置ける個人の安全地帯を確保し始める。
「さて、明日はいよいよ大切な事をお伝えする日です。」
という音声指導に、意外なほど異常に緊張して眠れない。
今日まではウォームアップらしく、
明日からは本格的な瞑想が始まるという事だ。

4日目
経験者の友人が3日目で帰宅したため寂しい。
しかし、更に瞑想に集中していく自分も分かっている。
ガチンコ瞑想に突入すると本当に足が痛い。
隣の人は息が震えてしまうほど痛がっていた。
半分以上残るプログラムが本当にショックだった。
音声指導によると、5日目は離脱したいと思う人が多いらしい。
気持ちがわかる。

5日目
コーチングを仕事にしていた時の経験を活かし、
身体全体を高速振動マッサージされている様な感覚を得る。
しかし、身体の感覚を意図している事に気がつき、
始めからやり直しだと全身の力を抜いて瞑想をやり直す。
しかし、あの感覚はもの凄く気持ちがよい。

6日目
このヴィパッサナー瞑想の目的が少しずつ分かってくる。
僕なりの理解としてはこういうもの。
身体の感覚意識をどんどん研ぎすますと、
普段は気がつかない身体の痛み、気持ち悪さに出会う。
その感覚につき合わず、平常心でやり過ごすプロセスが、
過去にその感覚を作った心ぐせをたしなめて行くというもの。
つまり、浄化ということだろうか。

7日目
頭ほどの大きさの岩が肩に埋め込まれている感覚に出会う。
その感覚に絶えられなくて10分ほど本気で発狂したくなる。
髪の毛を鷲掴みにしてビーンと引っ張って足を突っ張りたい感じ。
40分ほど、わけ分からない体勢で絶えていたら、
虫歯を削られる様な感じで肩の岩が削られていくのを感じだす。
嬉しかったし、この瞑想合宿に来てよかった。と思った。
気がつくと、足の痛みに慣れている事に気がつく。

8日目
身体の感覚に気がつくたびに生唾を飲む。
右胸の鎖骨の下辺りを感じている時に、
涙が流れて来て、ちょっと驚く。
大切にしてほしい。という言葉はしっくり来るが、
誰から大切にしてほしいのか全く分からない。
最後に、自分に大切にしてほしかったのかな。と思うとよく眠れた。

9日目
身体全体を1つの身体の部分の様に思えて来た。
手。と一瞬ではっきりと把握できる様に、
身体。と全身を一瞬ではっきりと把握できる様になった感じがした。
肌感覚を一度に感じる事にも慣れてきた。
この日は相変わらず肩を中心に観察を続けた。

10日目
首の付け根から上下10センチほどの背骨に意識を持ってみた。
ズ、ズ、という感覚を得ながら凝りがほどけていくのを感じる。
何か、俺、頑固だったのかな。となんとなーく思う。
もしかしたら、人を能力の上下で判断している事が、
自分自身を辛くしているのかもしれないと、意味付けしてみる。
この日、聖なる沈黙は解かれ、参加者のおしゃべりが盛り上がる。

11日目
参加者全員で施設を掃除する。
スイス人の参加者の話の聴き方にカルチャーショックを感じて、
俺は肌の色とか、堀の深さとかじゃなくて外人には慣れないと思う。
千葉について兄と会って、実家で夕飯を頂きこの文章を書く。

===

全体感は掴みにくいとは思うのですが、
僕に似ている人には、感覚が伝わってもらえるかなと思っています。

全体感を知りたい人は、
「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門」
という本を読んでみると良いと思います。

この瞑想法を広めている「S・N・ゴエンカさん」の、
Q&Aを中心に構成されている本ですが、
前半部分にはコース(瞑想合宿)の事にも触れていますので、
分かりやすいと思います。

例えば、

十日間のコースでは最初の3日半、精神集中の訓練をおこなう。これはヴィパッサナーにはいる前の準備体操のようなものである。四日目にヴィパッサナー瞑想法の指導を受ける。一日一日と指導の内容が高度になり、コースが終了するまでにヴィパッサナーの全容が明らかにされる。
(6ページ)

など、

基本的なコンテンツとしては、

1、シーラ/道徳
2、サマーディ/精神集中
3、パンニャー/知恵と洞察

の3つです。

1、シーラ/道徳
コースのルールを守る(時間・沈黙など)

2、サマーディ/精神集中
精神集中と心のコントロール(努力と気付きなど)

3、パンニャー/知恵と洞察
ヴィパッサナー瞑想(平静な心で観察し続けるなど)

僕の理解としては、
要するにこの3つは外さないでおさえておくべきなんだ。
と、コース中、意識をはっていました。

1日の終わりには、ゴエンカ氏の音声講話もあり、
ブッダの話や、瞑想法の話など、そういう事に興味がある人にとっては、
他では、中々きけない内容もあって楽しいです。

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